世界的に見ても日本人は、カルシウム・亜鉛・食物繊維が不足していると言われています。
今回紹介するゴマには、カルシウム・鉄・亜鉛が豊富に含まれているのです。
またゴマに含まれるセサミンは抗酸化力が高く、脳や皮膚、全身に有用とも言われています。
さらに腸内環境も改善されるそうです。
なんと亜鉛には情緒・メンタル面の安定にも効果があるということです!
そんなゴマを効率よく摂取するポイント!
ゴマはそのままだと消化吸収が悪いのですりゴマがおすすめです!
【ゴマに含まれる主な栄養と役割】
カルシウム
カルシウムは骨や歯の形成に不可欠なミネラルであり、神経伝達や筋肉の収縮にも関与しています。また、血液凝固や細胞機能の調整にも関わっています。すりごまから摂取されるカルシウムは、骨の健康や全身の正常な機能に寄与します。
亜鉛
亜鉛は体内でさまざまな酵素の活性化に必要な微量元素です。免疫機能の維持や傷の治癒、DNA合成などにも重要な役割を果たしています。また、情緒・メンタル面でも重要な役割を果たしています。すりゴマからの亜鉛の摂取は、これらの機能の維持や向上に寄与します。
セサミン
セサミンはゴマに含まれるポリフェノールの一種であり、抗酸化作用を持っています。細胞を酸化ストレスから守り、血液中の脂質の酸化を抑制することで、心血管疾患や炎症の予防に効果があると言われています。また、セサミンは肝機能のサポートにも関与しています。
すりゴマはこれらの栄養素を含んでおり、バランスの取れた食事に組み込むことで、健康維持に役立つでしょう。
【ゴマが体に良い理由】
上記のゴマに含まれる栄養と役割をもとに、ゴマが体に良い理由を詳しく見ていきたいと思います。
まず、ゴマにはカルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが含まれており、これらは骨の健康、血液の形成、神経機能の維持などにおいて不可欠な役割を果たしています。
また、ゴマには抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの物質は細胞を酸化から守り、炎症や慢性病のリスクを低減する効果があります。抗酸化作用は健康な細胞を保護し、老化や病気の進行を遅らせる役割を果たします。
心血管健康に対するゴマの効果も注目されています。ゴマにはポリフェノールやオメガ-3脂肪酸が含まれており、これらは心血管健康に良い影響を与えると考えられています。
特に重要なのは、ゴマに含まれるセサミンと呼ばれる物質です。セサミンは抗酸化作用やコレステロールの調整に寄与し、心臓の健康維持に関与しています。
さらに、ゴマは食物繊維を豊富に含んでいます。食物繊維は腸内の健康をサポートし、消化機能を促進する助けとなります。
これらの理由から、ゴマを食事に取り入れることはバランスの取れた栄養摂取や健康維持に寄与することが期待されます。
【カルシウムや亜鉛が不足すると…】
カルシウム不足
- 骨折や骨粗鬆症: カルシウムは骨の主要な構成要素であり、不足すると骨の密度が低下し、骨折のリスクが増加する可能性があります。
- 歯の問題: 歯のエナメル質もカルシウムを含むため、不足すると歯の強度や健康に影響を与える可能性があります。
- 神経や筋肉の機能障害: カルシウムは神経伝達と筋肉収縮に関与しており、不足すると神経や筋肉の機能が影響を受ける可能性があります。
カルシウムを多く含む食材(100g当たり)
- チーズ(パルメザン): 約1184mg
- 種子(ゴマ、チアシードなど): ゴマは約975mg
- 魚介類(しらたき、小魚): しらたきは約384mg
- 堅果(アーモンド、ヘーゼルナッツなど): アーモンドは約264mg
- 乳製品(ヨーグルト): 約121mg
- 牛乳: 約120mg
- 豆腐: 約176mg
- 緑黄色野菜(ほうれん草、小松菜など): ほうれん草は約99mg
- 大豆製品(納豆、豆腐など): 納豆は約100mg
- 青魚(サケ、サバなど): サケは約90mg
カルシウムを取る時には気をつけることがあります!
カフェインやアルコール、ソフトドリンクなどの酸性飲料は、カルシウムの吸収を減少させることがあります。
食事の時には気をつけましょう☆
亜鉛不足
- 免疫機能の低下: 亜鉛は免疫細胞の正常な機能に必要であり、不足すると免疫機能が低下し、感染症への抵抗力が減少する可能性があります。
- 成長の妨げ: 亜鉛は成長に重要な役割を果たしており、特に子どもや若者の発育に影響を与える可能性があります。
- 傷の治癒の遅延: 亜鉛は傷の治癒プロセスにも関与しており、不足すると傷口が適切に癒えるまでの時間が長引く可能性があります。
【亜鉛不足が子ども及ぼす影響】
亜鉛不足は育ち盛りの子どもにどのような影響を及ぼすのでしょうか?
- 成長の妨げ: 亜鉛は細胞分裂や成長に必要な栄養素であり、不足すると身体の発育が妨げられる可能性があります。これは特に乳幼児期や思春期に顕著です。
- 免疫機能の低下: 免疫細胞の正常な機能に不可欠であり、不足すると免疫機能が低下し、感染症に対する抵抗力が減少します。子どもは感染症に対してより脆弱になります。
- 知的発達の遅れ: 神経細胞の機能にも影響を与えます。亜鉛不足が続くと、認知機能や学習能力の低下、知的発達の遅れが生じる可能性があります。
- 食欲不振や味覚異常: 味覚や食欲の調節にも関与しています。亜鉛不足により食欲不振や食べ物の味覚に対する感受性が変わることがあります。
亜鉛を多く含む食材(100g当たり)
参考までにゴマ以外に亜鉛を多く含む食材をあげておきますね。
- 牡蠣: 約78mg
- 牛肉(特に赤身): 約8.7mg
- 蟹: 約6.5mg
- ピーナッツ(生、無塩): 約3.3mg
- アーモンド: 約3.1mg
- 大豆(生、無塩): 約3.1mg
- チーズ(特にスイスチーズやチェダーチーズ): 約2.6mg
- 豚肉(特に豚ヒレ肉): 約2.2mg
- 鶏肉(特に鶏もも肉): 約2.2mg
- ヨーグルト(無糖): 約0.6mg
これらの食材も使いながらバランスの良い食事を心がけ、カルシウムや亜鉛を効率よく摂取していきましょう。
【まとめ】
【大さじ1杯のすりゴマの力】
食事から得られる栄養素の適切な摂取量は個人差がありますが、一般的な目安としては以下の通りです。
- カルシウム: 成人の一般的な摂取目標は1日に約1000〜1200mgです。大さじ1杯(約15g)のすりごまには約200mgのカルシウムが含まれています。
- 亜鉛: 成人の一般的な摂取目標は1日に約8〜11mgです。大さじ1杯のすりごまには約2mgの亜鉛が含まれています。
すりゴマには大さじ1杯で1日に必要な摂取量のおよそ20%を摂取することができるのです。
簡単に摂取できて栄養も満点!
これはぜひ実践して欲しいなと思います。
毎日大さじ1杯のすりゴマで健康になりましょう!