- せっかく作ったのに食べてくれない・・・
- 野菜だけ残す・・・
- 気づかれないように、つまんで机の下に落とす・・・
お子さんのこのような姿にお困りのお母さんは多いのではないでしょうか?
今回は、幼稚園教諭をしている僕も、幼稚園の給食の時に取り入れているオススメの本を紹介します。
野菜嫌いの子どもに、少しでも野菜に興味を持ってもらえたら…と思います。
【野菜嫌いの原因】
子どもが野菜を嫌いな理由としては、次のようなものが挙げられます。
- 苦味がある
- 食感や舌触りが嫌い
- においが強い
- 青臭い
- 見た目が嫌い
苦味の強い野菜や、独特のにおいや食感を持つ野菜が苦手という子どもが多いようです。このほかにも、酸味や渋味、辛味なども嫌いな理由として挙げられます。
【子どもが苦手な代表的な野菜】
- ピーマン
- ねぎ
- なす
- 水菜
- ゴーヤー
これを見ると、独特の苦味や青臭さがある野菜や、アクが強い野菜などが、子どもに嫌われてしまう傾向にあることがわかります。
実は僕もピーマンが苦手です💦
【苦手を克服できる工夫を少しでも!】
子どもの野菜嫌いや偏食を何とかしたいと考える親御さんは多いと思います。
- 無理やり食べさせても、余計に野菜嫌いにしてしまうかも・・・
- でも食べなくていいという訳にもいかないし・・・
- 混ぜ込んで分からないようにして食べさせるのは・・・?
いろいろお母さんの葛藤もありますよね。
なかなか野菜嫌いってなおらない・・・、それでも全部ではなくてもある程度の野菜は食べられるようになって欲しい!
まずはスーパーや八百屋さん、絵本などでいろいろな種類の野菜を見せたり、家族がおいしそうに食べるのを見せたりすることをおすすめします。
少しでも子どもが野菜が好きになるような努力はしたいですよね。
【おすすめの本】
そこで僕がおすすめしたいのが、以下の2冊の本です。
幼稚園でも「先生!野菜の本読んで!」「今日は人参にして!」など子どもたちからも人気の本です。
- 野菜と栄養素キャラクター図鑑
- すごいぞ!やさいーズ
です。
野菜と栄養素キャラクター図鑑
キライがスキに大へんしん! 野菜と栄養素キャラクター図鑑 [ 田中明 ] 価格:1650円 |
登場してくる野菜が ”にんじん王子” や ”かぼちゃちゃん” など、かわいいキャラクターになって、それぞれの持つ栄養素を教えてくれます。
野菜のキャラクターは大人が見てもかわいいと思うし、野菜の持つ栄養素についても、一つひとつ役割や効果について書いてあり、分かりやすくまとめてあります。
栄養素に関してなどは、大きい子にとって「なるほど!」と興味を持てる内容かもしれません。
理解が難しい小さい子でも、繰り返し読んで聞かせてあげれば(もちろんかわいい野菜キャラクターの絵も見せてあげて下さいね)、「ちょっと難しいこと言ってるけど、なんだか体に良さそうだな」、それくらいには感じてくれるのではないでしょうか?
もう一冊は
すごいぞ!やさいーズ
すごいぞ!やさいーズ 子どもと野菜をなかよしにする図鑑 (Orange page mook) [ KAMAKIRI ] 価格:1485円 |
この本は、野菜の特徴はもちろん、良い野菜の選び方が載っていたり、栄養素について、子どもにもわかりやすく簡単にまとめてあります。
野菜嫌いに対するQ&Aがあったり、野菜と仲良くなるコツ、美味しい食べ方など、嫌い克服テクニックとして、いろいろな工夫がされています。
「たべたらぬりえ」が付いていて、コピーして使えば、野菜を食べた後のお楽しみにもなりますよ!
「食物繊維」のことを「うんちするりんメーター」と表現しているところも、子ども向けでかわいいなと思いました。
【まとめ】
大人同様、子どもも「自分の体を良くしたい」という思いを持っています。
一気に全ての野菜について教えよう・・・と思わず、1日1つずつでいいと思います。
例えば味噌汁に入っている具で、子どもが見つけた野菜について調べて話してあげるとか・・・
自分が見つけた野菜についてお母さんが話をしてくれたら、こんなうれしいことはないと思いますよ!
すぐに野菜好きにするのは大変ですが、時間をかけて楽しく野菜に興味を持たせることなら、できそうだと思いませんか?
それで「食べてみようかな?」と思ってくれたら最高ですね!